皆さん、いかがお過ごしですか?やっと酷暑から抜けましたね。
10月になり、湿度・気温ともに落ち着いてきました。それでも平年よりは高めの日々。そもそも9月のあの暑さ、なんだったのでしょう?と言いながら、その記憶ももはや曖昧になってしまうほど、疲れ果てた夏でした。2023年酷暑の夏、忘れられない・・・忘れられない酷暑の夏、のこれが始まり?と思わないでもないですが、それは考えないことにしましょう。
さて、年に4回のワンデーリプロセス・リトリート®️のワークショップをこの10月28日(土)に開催いたします。これは、西尾和美先生がトラウマからの回復のために創始したワークショップです。西尾先生が亡き後は、「西尾心理臨床研究所」というきちんとした組織が中心となって、このワークショップの継承を担ってきました。
子供時代の虐待トラウマと成人後の障害については、すでにリサーチで明らかにされています。解離性同一障害や境界性パーソナリティ障害では、そのほとんどが子供時代に虐待の被害者であったことが分かっています。同時にそれらの障害の半数以上の方が、何らかのアディクションを合併していることもリサーチで明らかにされてきました。その問題をなんとかしようと、西尾先生が多くの心理技法を統合的にまとめ上げて、ワークショップの形にしたのが、リプロセス・リトリート®️です。すでに30年以上の実施実績があります。
カウンセリングを重ねる中で、多くのクライエントは「子供時代のトラウマが現在の問題に影響を及ぼしている」ということに気がつき、言葉を発する以前から傷を負ってきたことを認識することになります。だからこそ、言語だけではない統合的なセラピーが必要とされるわけです。それがリプロセス・リトリート®️ということです。
皆さんの中で、「もっと知りたい」「ここがよく分からない」と思う方がいらっしゃれば、どうぞワナクリニックにお問合せのお電話を下さい。お待ちしております。申し込みは随時受けております。