スタッフのブログ

北海道行ってきました

2024年3月15日です。

先週北海道札幌市に行ってきました。リプロセスカウンセラーの養成講座のお手伝いです。

新千歳が眼下に迫ると、いつも「北海道はでっかいどう」という昭和のキャッチフレーズが頭にこだまします。笑。

笑えなかったのは保安検査。冬の札幌の歩道はほぼスケートリンク状態。数年前の2月に行った時は、アイゼンがとても役に立ちました。アイゼンて分かりますか?靴に装着する滑り止めの金具です。今回も手荷物に入れて、保安検査の際はしっかりトレーの上に出して、これでよし!と思いきや、「お客さま、これはなんですか?」「軽(=簡易型・小型)アイゼンです」「中、拝見します」「どうぞ!」・・・・そして「お客さま、アイゼンは機内に持ち込めません」と。え!!数年前は大丈夫だったのに!!!・・・・イヤイヤ、きっと宅配便に送ったスーツケースに入れていたんだわ。そこで、やっと気づいた私。

結局振り出しに戻る。もう1回荷物をまとめて、保安検査から逆戻りして、チャックインカウンターに行って、アイゼンを預けて、再び1から出直し保安検査となりました。やれやれ。しくじりました。

本当は翌朝使いたかったアイゼンですが、使ったらまた空港でややこしいことに・・・結局、ブツは未使用のままスーツケースに入れ、そのままホテルから発送した次第です。
アイゼンなしのよちよち歩きでツルツル歩道を目的地に向かいました。目の前を野球部活少年と思しき中学生が、走っていきました。すごいや。

つるんはあったけど、何とか転倒することなく目的地につきました。よかった、よかった。

あ!その目的地(札幌の社会福祉法人麦の子会)近辺は、「例の事件」の現場です。「例の事件」=2年半前、住宅地にヒグマが現れて通行人に大怪我を負わせた事件です。当時、ニュースを見てたら、なんか見覚えのある風景が、、、、本当に驚きでした。全くの住宅地で、周囲には茂みなんてない所だったので。それはそれとして・・・

なぜ私がこれほどまでつるんを恐れるか?なりふり構わず、街中で靴にアイゼンを装着するほどに。

それは、ずっと前、カチンコチンに凍りついた駐車場で大転倒し、後頭部を強打した経験があるからです。その時は、”私、もうダメかも”と思ったほどの強打でした。幸い頭部は大丈夫でしたが、翌朝、起きられない・・・むち打ちでした。あの時の”もうダメかも”の恐怖が忘れられないのです。

今シーズンの仙台は雪も少なめで、割と楽でしたね。季節はもう3月。寒の戻りやらなんやらで、逆に3月が寒かったような・・・それでも日差しは明るくなって、夜明けも早くなり、夕方は5時を過ぎてもそれなりに明るいし、花粉もわんさか飛んでいる!

春は変化のシーズンですね。めでたい変化もめでたくな変化も色々あれど、ストレスが高まる季節とも言えそうです。なんか、モヤモヤが溜まっているな、と感じたら、どうぞワナクリニックにお話にいらしてください。お待ちしています。

それではまた。

シジュウカラと団子鳥

2024年1月29日月曜日です。

皆さん、シジュウカラってご存知ですか?スズメより少し小さくて、白黒の鳥です。透き通るような鳴き声で、身のこなしは敏捷。人間をあまり恐れません。実は15年以上前、我が家のミモザの木に、どこかで買ってきた巣箱をくくり付けておいたところ、シジュウカラのつがいが子育てを始めてくれました。ある朝、偶然にその巣立ちを目撃することが出来たのです。出るわ、出るわ、あの小さい巣箱の中から、まるでマジックのように、チビちゃんシジュウカラが次々と!数えたら10羽。数え違いかと思って調べてみたら、卵は10個くらい産むそうです。数え違いではなかった。年月が経ち、ミモザの木は朽ち果て、その後に私は柚子の木を植えました。今シーズンは結構な収穫でした。そしてふと、”あの時の感動をもう一度”と思って、再び巣箱をくくりつけ、餌も準備。餌は黒ひまわりの種です。早速2羽のシジュウカラが餌を食べにきてくれるようになりました。小ぶりのバードフィーダーを柚子の木の枝にぶら下げて、毎朝シジュウカラが餌を食べるのを眺めながら、私も朝ごはんを食べています。

しかしここで一つ問題が。庭のスズメ軍団にとっても黒ひまわりの種はご馳走のようで・・・集団でバードフィーダーに群がってくるではありませんか。そりゃもう大騒ぎで、小さなバードフィーダーは彼らの重さでガタガタに揺れまくります。小柄なシジュウカラは圧倒され、軍団の圧勝!軍団にもくず米とか与えてはいるんですが。そこでシジュウカラのために、スズメを追い払う作戦に出た私。エコ贔屓とも言えるけど、私も一日中見張りをしているわけではないので、バランスを取ってる、ということで。というわけで、毎朝、突如、外の柚子の木を目掛け、リビングを猛ダッシュで駆け抜ける私がおります。笑。

シジュウカラは時々巣箱を覗き込んでいます。さて、この春はどうなることやら。楽しみです。

そして、皆さん、団子鳥ってご存知ですか?白い大きな鳥です。知ってるわけないですよね、私が勝手につけた名前ですから。正式にはコハクチョウ。今の時期、泉ヶ岳を望む実沢の田んぼには、多くのコハクチョウが群れでいます。遠くから見ると、まるで無数の白団子!!集団で頭を下げて餌を探す様子は、圧巻の団子です。今年は暖かいので数が少ないように感じるし、早くに北帰行となるかもしれません。秋の終わり、飛来したばかりの団子鳥を見ると、感動します。遥か彼方から、自分の羽だけで、自分の力だけを頼りに、ここまで辿り着いたのね、あなた達は、と。中にグレーがかった若い個体も混じっているのです。すごいものです。

話は変わって、先週の土曜日(1月27日)、東北会病院の体育館を会場に、ワンデーリプロセスワークを実施しました。5名の方に参加していただきました。皆さんのご協力の元、無事終えることが出来ました。ありがとうございました。

トラウマを癒すための心理技法は様々あるかと思います。決してリプロセスワークだけが唯一無二の方法ではありません。でも、リプロセスならではの良さ一つとして、「メンバー同士が支え合って一緒にワークし、共感と労いの言葉を交わすことにより、この世は孤立無援ではないという経験を自分にさせることができる点である」と、改めて認識しました。1回で完結というよりは、何回もやってみることで徐々に自分の中の変化に気づいていけるようなワークです。

次回は4月13日(土曜日)を予定しております。あくまでも予定。正式に決定したらご案内いたします。

それではまた。

2024年始まりました

2024年が始まってもう20日近くが過ぎました。1月18日(木曜日)です。今日はわりと暖かです。

1月12日(火曜日)は県北での仕事がありました。前日から雪を心配し、何度もお天気予報を見たのですが、あまり大したことないみたいでした。安心して寝て、、、火曜日の朝起きてびっくり!仙台市内でも結構な雪、そして低温。高速道路はずっと50キロ制限で、泉から北は吹雪でした。「ここで吹雪ということは、県北なんてどうなってるの?もう遅刻するしかないね、仕方ない。命には変えられないから」と思って慎重に運転して行きました。ところが、、、古川で高速降りると、あれれ、雪はそんなにないし、お天気も青空が見えるではないですか。予想とは真逆でした。おかげで遅刻もなく目的地につきました。おかしなお天気は続いてますね。

2024年は1月1日の能登地震から始まりました。なんでよりにもよってお正月?

自然災害は情け容赦なしです。「なんで地震にこんなことをされなければならないのだ」という被災者の慟哭を耳にした時、「津波め、ひどいじゃないか!」と怒っていた13年前の自分のことを思い出しました。能登特有の事情により、復旧への道はすでにとても険しいものとなっています。被災者の方々の身が案じられます。

そして翌2日には羽田の飛行機事故。新千歳発のJALと聞いて、ワークショップ(リプロセス・リトリート)の仕事を一緒にしている北海道の社会福祉法人麦の子会の皆さんのことが頭によぎりました。中でも年中、国内外を飛び回っている北川理事長さんのことが心配になり、すぐにラインしました。「無事です。でもJALユーザーなので、あちこちから安否確認が殺到してます」とのお返事がありました。

大変な年の初めとなりましたが、改めて、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

来る1月27日(金曜日)は、ワンデーワークショップ、リプロセス・リトリートを開催いたします。すでに5名以上の方々に申し込んでいただいています。自分の中にあるトラウマ記憶を書き換えるためのワークです。記憶は思い出す度に少しずつ書き換えられていくものですが、そこをパワフルに良い記憶に書き換えていくためのワークです。

興味のある方は、声をかけていただけると嬉しいです。「リプロセスって何?」「何をするの?」「どんな準備が必要?」とか何でも!今すぐ参加、というわけではなくて良いのです。参加のための準備も、喜んでお手伝いいたします。

それではまた。

2023年もうすぐ終わります

2023年12月19日です。寒〜い。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?猛暑から秋をほぼぶっ飛ばして冬。冬のはずなのになんかやけに暖かかくなったり、かと思うと一転してここ数日の厳冬・・・その中で体調を維持するのは大変ですね。

ブログもすっかりご無沙汰してしまいました。反省。

先日、東京に行ってきたのですが、東京ではコロナはすでに過去のもののようです。マスク派は、老いも若きも間違いなく少数派。昼時のレストランでは、人混み、喧騒、距離なし、おしゃべり・・・仙台人一人、内心でびびってました。ホテルに戻るとせっせとうがいに手洗い、加えてイソジン鼻うがい。イソジン鼻うがいすると、一時的に嗅覚が麻痺することに気がつきました。大好物のアイスクリームの味がせず、がっかりでした。ちなみにアイスクリームは「まんじゅうアイス」。

2023年ももうすぐ終わりですね。「それがどうした?月が変わるだけだ!」と言いたい自分もいるけれど、せっかくだから、一つだけ振り返ることにしています。

「何か新しいことに挑戦できたか?」年を重ねた私にはこれが良いようです。「毎年、一つで良いから新しいことに挑戦してみよう」これが私がなんとなく決めている新年の誓い。そして今年は?

はい、挑戦できました!挑戦すればそれでよし、そこで終わりになろうが、やりっぱなしになろうが、なんだろうが。一応、やってみれば合格です!へへへ。

12月に入って、11日・18日と2回連続でFGをお休みしてしまいました。ごめんなさい。来週25日は今年最後のFGです。皆さん、どうぞおいでください!お待ちしています。

10月28日(土)ワンデーリプロセス・リトリート®️開催 次回2024年1月27日(土)

 皆さん、いかがお過ごしですか?やっと酷暑から抜けましたね。
 10月になり、湿度・気温ともに落ち着いてきました。それでも平年よりは高めの日々。そもそも9月のあの暑さ、なんだったのでしょう?と言いながら、その記憶ももはや曖昧になってしまうほど、疲れ果てた夏でした。2023年酷暑の夏、忘れられない・・・忘れられない酷暑の夏、のこれが始まり?と思わないでもないですが、それは考えないことにしましょう。
 さて、年に4回のワンデーリプロセス・リトリート®️のワークショップをこの10月28日(土)に開催いたします。これは、西尾和美先生がトラウマからの回復のために創始したワークショップです。西尾先生が亡き後は、「西尾心理臨床研究所」というきちんとした組織が中心となって、このワークショップの継承を担ってきました。
 子供時代の虐待トラウマと成人後の障害については、すでにリサーチで明らかにされています。解離性同一障害や境界性パーソナリティ障害では、そのほとんどが子供時代に虐待の被害者であったことが分かっています。同時にそれらの障害の半数以上の方が、何らかのアディクションを合併していることもリサーチで明らかにされてきました。その問題をなんとかしようと、西尾先生が多くの心理技法を統合的にまとめ上げて、ワークショップの形にしたのが、リプロセス・リトリート®️です。すでに30年以上の実施実績があります。
 カウンセリングを重ねる中で、多くのクライエントは「子供時代のトラウマが現在の問題に影響を及ぼしている」ということに気がつき、言葉を発する以前から傷を負ってきたことを認識することになります。だからこそ、言語だけではない統合的なセラピーが必要とされるわけです。それがリプロセス・リトリート®️ということです。
 皆さんの中で、「もっと知りたい」「ここがよく分からない」と思う方がいらっしゃれば、どうぞワナクリニックにお問合せのお電話を下さい。お待ちしております。申し込みは随時受けております。